FXを始めたい人必見!
貯蓄を学ぶ
   

貯蓄率

貯蓄率とは、貯蓄されている財産の額を、収入で割った比率の事を表しており、大まかに言うと、この貯蓄率が高ければ高いほど、大きな貯蓄が行われて財産が増えていくことを表しています。

現在の日本では、こうした貯蓄率のうち家計による貯蓄率がマイナスになっている状態に陥っています。
これは、家計の中において収入以上の消費がされてしまい、これまで貯蓄してきたお金や金融商品、不動産などの財産を取り崩ししながら、日々の生活が行われているという事を表しているのです。

こうした貯蓄率マイナスの原因には様々な要素があり、そうしたものの中に賃金の低下があげられます。

企業などに努めている労働者たちの収入が減り、賃金などが下がったり低迷している中で、世界的なインフレにより、物価は常に上がり続けています。
こうしたことにより、得られる収入と生活を行うために必要は支出のバランスを保つことができなくなり、結果として、それまで貯蓄してきた財産、例えば預貯金などを取り崩して生活を保っていくことになるのです。

こうしたことにより、経済が冷え込み労働者の収入が減ることによって貯蓄額が下がってしまうという事があります。

また、これ以外にも現在の日本全体で貯蓄率の大きな低下を招いている要因があり、それが人口の高齢化になります。

今の日本の貯蓄率はマイナスになっていますが、実はこうした貯蓄率の低下の傾向は、近年から続いており、例えば今の団塊の世代が働き盛りだった1970年代では、貯蓄率は20%を超えていましたが、この世代が定年退職などを迎えて高齢者となり、これまで蓄えてきた財産を少しずつ使っていきながら生活をしていったからになっています。

こうしたことから、これからの高齢化社会においては、働き手が少なくなるという事もあり、全体の貯蓄率は下がっていくことになるとされています。
貯蓄率が下がることにより、最も影響を受けるのは銀行の経営であるといわれており、預金を預かってそれを運用していく銀行経営には大きな影響を与えることになり、その経営などが変わっていくことが予想されます。

もちろん、全体の貯蓄率が低下することやマイナスになることによって、貯蓄を作りにくくなったり、取り崩しをしていく傾向が強くなっていくのですが、これはあくまでも現象の一つであり、基本的にはこうした状況を想定して行われていたのが貯蓄であるはすです。

貯蓄率の低下は構造として否めない部分はありますが、今の状況のために作ってきた貯蓄が、生活の向上や充実のために使われているか、想定した範囲内で有効的に利用されているのか、という事が資産運用における貯蓄本来の意味という事になるでしょう。